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ホテル・ムンバイのspicaのレビュー・感想・評価

ホテル・ムンバイ(2018年製作の映画)
4.0
緊張感を持ったまま見た。
こういう時、生き残るかどうかはほとんど運だと思うが、何%かはその個人の力も関係すると思う。どういうふうにしたら生き残れる可能性が高まるのか、その力はどうやったら身につけられるのか、知りたいし身につけたいと結構真剣に思った。「そんなに生きたいのか、死にたいんじゃなかったのか?」と自分に突っ込んでみるが、この映画見てると、やはり生きるか死ぬかの時に生き残りたいものだと思ったし、差は大きいと思った。両親が亡くなるより母親だけでも残った方があの赤ちゃんにとっては絶対いい。
そういうことを言いたい映画ではなかったような気もするが。お客さんを守るために亡くなった従業員の人たちには敬意を感じる。死ぬことを恐れていない人には勝てない。聖戦だと信じている人には勝てない。
2008年の事件を何ひとつ覚えていない自分がまずショックだった。生活が忙しくて世界に目を向けることもできていなかったのだろう。関心もあまりなかったのだろう。自分自身13年前はそんなだったのかと思った。
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