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ホテル・ムンバイのAwoのレビュー・感想・評価

ホテル・ムンバイ(2018年製作の映画)
4.5
こわかった。
正直、怖くてちゃんと観れなかった。
途中、倍速、5秒飛ばし。
予告を見ていたから、冒頭の小舟だけでピリピリして怖かった。

こうした大事件は、振り返れば、誰しも、当たり前の毎日を過ごしていたようで、靴を1足わすれてしまうような、予兆もあったりするんだよね。

そのあとは、終始、むごい大量虐殺。
彼らはゲーム感覚なのか。理解できない。
って、自分がまきこまれたら思うけど、到底理解なんてできるはずもない。理解しようとするだけ無意味。

もし自分が、巻き込まれてて、急に、外から銃で脳天ぶちまけられたら、もうなんもできずに、サヨナラバイバイなんだけど、

仮に逃げる立場だったら、足が震えて、逃げる気力すら起きない。

人は、想像を絶する局面にぶつかると、思考停止する。
今回、この作品を見たから、まだ、同じテロに巻き込まれたら、
あ。あの映画と同じシチュエーションやん。ってなって、少しはおちつくかもしれんけど、そんなの後になってみないとわかるはずもない。

自分は、母親から、こゆときは、自分の命だけを大事に~。みたいに教えられてきているけれど、それでいいのかなって思ったりもする。
こんなに、目の前で、気持ち悪いぐらいに、バタバタ人が死んでて、何も助けずに、自分だけ一目散で逃げるって。

でも、なにができるんだろう。

一番怖いのは、目の前で最愛の人が、殺される瞬間。
消えたくなる。はきそうになる。てか、はく。

あらためて、生きてるって、幸せだなと思いました。

とても怖くて、怖い作品だけど、それは、そのぐらい表現がすごいから。

定期的に見て、イメトレしたい作品です、怖いけど。
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