2008年ムンバイで起こったテロ事件の実話に基づくお話。始終ハラハラドキドキだったので食事中の鑑賞はオススメしない…。
たった10人で起こされたとは思えぬ規模のテロで、当時特殊部隊を備えていなかったムンバイ警察では対応できなかったらしい。戦闘力1程度の小銃で、最後に残った警官2人がテロリストに立ち向かうサマはカッコよかったが、保守のための軍配備の必要性について考えさせられた…。
印象的だったシーンは、
テロリストのうち1人の青年が、人質を前にして家族に電話をかけ、漢泣きする場面…当たり前だけれど、彼らも同じ人間で、彼らは彼らなりの正義の元に闘っていた。
もう一つは、テロリストの青年が人質を殺さんと銃を向けた時、その人質がコーランのお祈りを捧げ始め、どうしても射殺することが出来なかった場面。私には想像することしかできないけれど、彼らにとっては神が絶対であり、それは何よりも大切なものなんだということがよく伝わってくる一幕だった。
アルジュンや料理長ら、ホテル従業員が、自分のことをさておき、お客様をとにかく安全なところへと逃そうと徹する姿は感動だった。
