ホテル・ムンバイのヨッシーのネタバレレビュー・内容・結末

自分が見てきた映画の数なんてまだまだではあると思うのですが、それでもこういう言葉しか出てきません。
自分史上、これほど緊迫した2時間を過ごしたのは初めてです。
ワンカット、ワンカット全てが死と隣り合わせの緊張感。
息付く暇もない、死に対する切迫感が画面を通して、これでもかと言うくらい伝わってきます。
見終わった後は喉はカラカラだし、最後の方のテロップで犠牲者の半分が従業員だったと出た時は涙が止まりませんでした。
料理長から帰るなら帰っても良いと言われたのに長年働いてきたので残ると言った眼鏡を掛けた従業員は、最後の最後、もうちょっとのところで殺されてしまいますが、彼には生き残って欲しかったです。
それ故に余計に外と電話して脱出作戦をバラした上に、真っ先に逃げてた奴、必死なのはわかるけどとにかく腹立たしいのと、時にインド人は時間にルーズと言われますが、それにしても特殊部隊の到着が遅すぎる！
テロリストとなってしまった少年達の描き方についても少年故の行動に対する純粋さ、傷つく事によって気づく死の恐怖など的確だったと思います。
初めて見たオーストラリア作品でしたが自分的に5本目の満点でした。