ブタブタ

ばるぼらのブタブタのレビュー・感想・評価

ばるぼら(2019年製作の映画)
3.0
谷崎潤一郎や渡辺淳一の世界に何も感じない。
いつもゾンビとか異次元とか能力者とか言ってるボンクラの戯言なので気にしないで下さい。
「エロ小説」を楽しむ感性や素養が自分には無いのだと思う。
誤解を恐れずにいえば「エロくないエロ描写」
即ち「芸術」を「エロ」として消費出来る感性を持ってる人が谷崎潤一郎や渡辺淳一の小説を読んで、その文字とそれで構築される世界や想像力をもって「エロ」を感じたり欲情したり出来るのだと思う。
↑何言ってんだコイツは(笑)
いきなり出て来る【手塚治虫生誕90周年】
映画監督・ヴィジュアリストの手塚眞氏は言うまでもなく手塚治虫の息子。
最も成功した二世タレントは高橋真麻だって誰かが言ってましたが、手塚眞(二世タレントと言うのは語弊がありますが)も高橋真麻同様、親の七光りやネームバリューをフルに使いつつ、それに負けない、存分に利用出来るだけの才能≒【器】という物を持っているのでは。
『白痴』が凄かっただけに今回はちょっと。
原作漫画と可也改変されてるので、そこは思い切り好きにやって構わないと思ってたけど、原作漫画の特に狂った部分が映画ではおとなしい感じの結末になってしまったので。
「ばるぼら」とはいったい何者なのか?って興味が始めはあったのに、何か後半に行くに従いコレはただのバカ女では…みたいな気持ちになってしまった。
芸術的霊感を与える「ミューズ」あるいは美倉に才能を与える代わりに魂を奪う「メフィストフェレス」みたいな存在なのかと思ってたらただのバカ女では…
ジョン・レノンに対するオノ・ヨーコ、アンディ・ウォーホルの「ファクトリー」に出入りして芸術家達のアイドルになったイーディみたいな描写もあったので。
なのでカルト教団?から逃げた後ばるぼらが道端のグラフィティアートの連中にくっついてたのは笑っちゃったのだけど。
それと美男美女のセックスシーンてちっともやらしくないから見てて詰まんない(笑)
あと気になったのはばるぼら乞食生活してるのに脇毛が生えてないのは二階堂ふみさんなのでしょうがない(何が?)と思うけど稲垣吾郎さん脇毛ないのは何で?
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