にわかわかたる

ばるぼらのにわかわかたるのレビュー・感想・評価

ばるぼら(2019年製作の映画)
3.5
ばるぼら実写化と聞いてムズムズ
はるばる車で1時間
10年以上前に読んだ漫画の内容なんてほとんど覚えていなかったが、手塚治虫の信頼度だけを頼りに映画館へ

観はじめるとだんだん内容を思い出すから不思議
主人公2人の再現度、とくにばるぼらの感じ
本当にいるのかいないのか、人間なのかそうじゃないのか
人間離れした虚ろな雰囲気がずっと消えない

ストーリー的には、設定は抜群なんだけど尻つぼみ
その辺も晩年の手塚治虫ワールド全開
漫画もだいたい終わり方覚えてないんだよなぁ

"何千何万の人間を飲み込んだ都会の排泄物のような女"
このフレーズは超好き

しかし、しかし…
あの手塚治虫が人気作家の苦悩を描いたと思うとなかなか……
"ばるぼら"とは一体なんだったのか…帰りの車でぼーっと考えた

ま、結局わからんかったんだけどね
原作読みなおそ。