このレビューはネタバレを含みます
Netflixでの配信が今月末で終了と知って慌てて鑑賞。
邦画は字幕がついてるからNetflixが自分にはとっても有り難い!
案の定、稲垣吾郎の台詞が聞き取りづらくて助かった〜💦
訳の分からない作品だとは知っていたけど、もちろん二階堂ふみ目当てでおぢさんが発動🥸
それにしてもだ。
この気取った雰囲気はなんだ。
稲垣吾郎のイメージにピッタリじゃないか。
売れっ子人気作家の”美倉洋介”とゆうのが今回の彼の役。
でも私は吾郎と呼ぶことにする。
彼はある晩、新宿駅の汚い片隅でホームレスのような少女”ばるぼら”に出会う。
泥酔して地面に寝転がっていた彼女に吾郎は不思議な魅力を感じて連れ帰る。
このばるぼらが二階堂ふみ。
ばるぼらはまるで吾郎の小説のミューズのよう。
彼女に出会ってからは筆が乗って絶好調な吾郎。
実は途中で挫折しそうになりました。
誰もがワザとらしい大根役者のように見えちゃって…。
その中で唯一異彩を放っていたのが二階堂ふみ。
最後まで観れたのは彼女のおかげ。
ばるぼらは現実に存在するの?
始終彼女と一緒にいるのに、誰もばるぼらを目撃していない気がした。
昼間から酒を飲み小説を書く吾郎は何かに取り憑かれているかのようにも見えた。
ばるぼらにハッと目を奪われるシーンがあって。
いつもの汚い格好ではなく、黒いドレスで吾郎の前に現れたばるぼらは一瞬この世の者には見えず。
そこから噂の二階堂ふみの全裸シーンなのだけど、ただひたすら美しく、吾郎のキザなオーラがピッタリと重なりベストなキャストだヮ!
と思った次第です。
途中に登場するばるぼら母も気に入りました🤭
渡辺えり演じるその母の頭…
頭にくっつけている突起物は何?(大仏様の頭を想像して下さい)
私には大きめなグリーンオリーブの実に見えました😂
退廃的なこの物語の行き着く先はどこなんだろう。
あの状況からどうやって脱出したんだろう。
幻想的な夢を見てハッと飛び起き「夢だった…」といった余韻の作品…。
で、後から知ったんだけど原作は手塚治虫!
監督はその息子の手塚眞!
ビックリ💦
好き嫌いが分かれそうな作品だけど観終わったあとも一晩経ったあとも、じわじわと何かが私の中に残っていたので観て良かったんだと思われます。