難病を抱え、お互いに近づくことを禁止された男女の恋を描いた青春映画です。
悪い出会いから徐々に惹かれあっていくラブストーリー王道の展開。もどかしいのがいいですね。そして気が強い性格がとても似合うチャーミングなヘイリー・ルー・リチャードソンが素敵。彼女の自然体な演技は際立っていました。そのおかげで物語への共感が深まり、切なさに胸がギュッと掴まれてしまいます。
彼氏役はドラマ『リバーデール』で見事にカムバックを果たしたコール・スプラウス。彼もいい演技を見せてくれました。彼がプールで彼女を口説くシーンに悶絶してしまう人、続出したはず。
この2人の演技も素晴らしかったですが、看護婦のキンバリー・エイベア・グレゴリーの存在が地味に効いていて印象に残っています。2人が近づくことにことさら神経を尖らせていたのにはご自身の過去に理由があったのですね。
メジャーな映画であまり見ることがない3人ですが、今後の活躍に期待が膨らみます。特にヘイリー・ルー・リチャードソンに関してはメジャーな作品で主役を張ってるところがみたいです。できればラブストーリー、ロマコメ以外で。
