ぺんじん

地獄のぺんじんのレビュー・感想・評価

地獄(1960年製作の映画)
4.3
夏といえば、コレだね!生きるも地獄、死んだら地獄!中川信夫『地獄』!
彼女との婚約も済ませ、一見順調な人生を送っていた主人公の大学生。しかし不敵な笑みを浮かべる友人田村に手を引かれる内にどんどんと地上の地獄に引き込まれていく…
死後の地獄がメインになるかと思いきや、生きてる間がとことん地獄!とにかく知り合う人知り合う人たちの化けの皮が田村によって剥がされていき、そして遂には…あんま観たことないぞ、この怒涛の修羅場…そう田村は地獄への渡し守!性格最悪な地獄のウェルギリウスだったのだ!
後半はいよいよ正真正銘の地獄!正真正銘ってなんだよ⁈ストーリーはほとんど無くて、生前罪を犯した人々たちがありとあらゆる刑罰によって痛めつけられるのだった!ひぇ〜っ、地獄の刑罰ってこんなバラエティ豊かだったのか!全身の皮ずるーん…とにかくインパクトのある大迫力な映像に圧倒される!特撮やおどろおどろしい照明もあって視覚的に楽しい!いや〜、なんか激辛ラーメンみたいだね!
とにかく人間の醜さと地獄絵図をお腹いっぱい楽しめる怪作!これが新東宝か!夏だなー
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