世界にはとんでもない才能を持った映画作家がまだまだいるのだな、と感じさせるかつて観たことのないアニメーション映画です。
内容は正直、よくわかりません…。
ただ、観ている間の不安定さと恐ろしさが尋常ではないです。
おそらく、キャラクターの存在が出てくる度に形状が、表現が違うからでしょう。
他の映画であれば、実写とアニメーションの違いがあっても、ある程度確定した表現で出てきます。
本作は黙示録のような家の中で、自分自身の存在が揺り動かされる映画体験です。
まどろみながら、常に自分自身の存在を変えられる不安と恐怖。
恐ろしい映画ですね。