にっきい

オオカミの家のにっきいのレビュー・感想・評価

オオカミの家(2018年製作の映画)
2.8
凄く辛い74分。

『ミッドサマー』のアリ・アスター監督が絶賛したと話題のストップモーションアニメ。
京都でも上映始まったので観て来ました。

マリアとアナとペドロの話し。
今作、ストーリーが有るらしいんですが表現が物凄く抽象的で曖昧で、さらに日頃の寝不足も手伝って、意識朦朧として全くストーリーが入って来ませんでした。

チリの山奥にある助け合って暮らすドイツ人コミュニティに住むマリアは可哀想なのでブタを2匹逃してしまう。
その体罰に耐えられず逃げ出したマリアは、山小屋でブタと共に暮らすのだが、オオカミが追って来て…、って話し。

一応実際にあった男児虐待事件をモチーフにしてるそうで、コミュニティで虐待を受けていたマリアは、ブタの親になるけど、虐待する事しか育て方を知らないってのが大筋。
でもそれをとんでもなく不気味で不思議なストップモーションアニメや壁に描かれる油絵を動かす事で表現してるんです。
壁の中で平面だった人物が、壁から出てきて立体になったり、その逆もあったり。
しかも骨組みから肉付けされてクレイ人形が出来ていく過程や、壁に彩色されて風景が変わっていく過程もそのまま映し出される。
次々変わる場面に理解が追いつかない。
セリフは無くてナレーションがあるのみ。
表現方法としてはオリジナリティ溢れる凄まじものなんですが、面白いとは思えませんでした。




*********鑑賞記録*********
鑑賞日:2023年9月16日
鑑賞回:19:05〜20:40
劇場名:アップリンク京都
座席情報:スクリーン3 E-5
上映方式:2D 字幕
レーティング:G
上映時間:74分
備考:『骨』同時上映
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