ボンドレイク

ザ・スリープ・カースのボンドレイクのレビュー・感想・評価

ザ・スリープ・カース(2017年製作の映画)
4.6
 あの!言わずと知れた!(?) 鮮烈18禁エログロムービー「八仙飯店人肉饅頭」「エボラシンドローム」を生み出した人気コンビ、ハーマン・ヤウ監督×名優アンソニー・ウォンの第4作目!

 ザ・スリープ・カース 失 眠 

 【お前を殺すまで眠れない!】とまあインパクトありありなキャッチコピーがDVDに書かれておりますが笑笑 そういうテンションの映画ではない笑
 
 今作は エボラや人肉饅頭と比べると、そういった"エログロ"に至るまでのドラマ部分がオカルト〜な雰囲気でしっかり描かれているって印象。

 "スーパークレイジー極悪列伝"シリーズの中では二番目くらいにドラマ寄り。
 一番は文句なしの「タクシーハンター」。

 ただそこ以外で言えば、グログロ〜してる立派な香港三級片(香港18禁映画)!!

 残念ながら エロはほぼ無いが、

 蜂の巣アンソニー・ウォンだったり、
 人食いアンソニー・ウォンだったり、
 殺戮マシーン アンソニー・ウォンだったりと、エロが無い分のカバーが素晴らしい!笑

 一番笑ったのが、新鮮な脳みそを病院で調達して、ドリアンに隠して香港へ持ち帰る何の迷いも無いアンソニー・ウォン! を スプリットスクリーン(分割画面)で演出するところ!笑笑

 真面目な学者役なんだ 珍しいって思ってたら、真顔でテキパキと 死んだばかりの死体から脳みそ取り出したもんだから ほっと一安心大爆笑。
 かと思ったら、ドリアンに隠された脳みそのカットで唐突なスプリットスクリーンよ!笑
 こんなんデ・パルマも吹き出すわ!笑笑

 ドラマ部分は思ってたより捻りがあって面白かったし、出てくる女優さんがとにかく可愛かったしっっ!

 映像の質感がやっぱり 最近の韓国映画みたいに洗練された感じで「エボラ」とかとの雰囲気の違いにがっかりされたり、
 演出も やけに合成お化けな 特殊メイクねーちゃんばかりが"ドドーン"と出てきたりするもんだから 失笑されかねないし、、笑

 けれど、こういう画面の質感とかって"時代"なとこあるし、合成ドドーンな安い演出はむしろ香港映画っぽいし笑笑

 香港三級片の代表作の一つとして、もっと注目されてもいいなって思う作品でした!
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