セイラ

人間失格 太宰治と3人の女たちのセイラのレビュー・感想・評価

3.0
・太宰治をめぐる女たちとの破天荒な恋愛ストーリー
・文学史上最大のスキャンダルに迫る
・蜷川実花の監督4作目。妖艶な色彩が魅力的
・好きな女の子と心中したがり君
・“人間は恋と革命のために生まれてきたのだ。”
・“「大丈夫、君は僕が好きだよ。」”

小説『人間失格』ではなく人間として失格な太宰本人の
だめだめな恋愛遍歴を描いた作品❤️‍🩹
「人間失格」「走れメロス」「斜陽」など数々の名作を
生み出した文豪の恋愛の溺れ模様が気色悪くて良い。

小栗さんの背格好は、明治にしては身長が高い太宰にピッタリ!
ただ斜陽館にドライブに行く程度には太宰のファン
である身からすると、標準語かあ、と思った😢😢
自分の本名さえ青森訛りでままならなかった
津島修治の面影はなく沼すぎる色気がある
太宰治しかいなかった。
蜷川さんの作る原色の強い豪華絢爛な色彩の中では
このくらい派手な色男が良いのかもしれないけれど、
太宰かと聞かれたら綺麗すぎた印象。

---筋子納豆ご飯🍚---
太宰の好きな食べ物といえば小説家の檀一雄が記した
「僕がね、絶対、確信を持てるのは味の素だけなんだ」
あと本人が『HUMAN LOST』で記した
「私は、筋子に味の素の雪きらきら降らせ、納豆に、青のり、と、からし、添えて在れば、他には何も不足なかった。」
味の素だいすきじゃん、かわいいよ太宰。😂😂
大の男なのにそういうところがあるのも魅力。
これはレシピに記すまでもないので彼の言葉に忠実に作りました。
---
セイラ

セイラ