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人間失格 太宰治と3人の女たちのesuranのレビュー・感想・評価

4.0
面白かった。興味深く拝見しました。
監督の美的センス出てるとこ随所にあったり、
太宰治がどんな人間か知らない人にとっては新鮮味がありました。
こういう人だったんですかね。作品はいくつか読んでるはずですが、執筆背景までは知りませんでした。ゆえに新鮮。

勝手な解釈で陰のイメージ強かったので、けっこう派手な感じで面喰いました。女にだらしないのは知ってましたが、派手にだらしないんですね。こっそりだらしないかと思ってました。ディティール大変だったと思いますが、小栗さんが明るくそして根っこは暗く、としっかりしたコントラストで演じておりました。


女性陣が、甲乙つけがたき3人でした。
いやーすごい。
解釈次第でしょうね。誰がどうとかどうが誰とか、1回見ただけじゃ恐れ多くて語りにくいですね。解釈は人それぞれパターンでしょうね。でも本妻が圧倒的な存在感だったなぁ・・・。

太宰治、
愛と向き合ったのか、死と向き合ったのか。
それもまた解釈を楽しみたいところ。

個人的には坂口安吾役が好きでした。
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