あかね

人間失格 太宰治と3人の女たちのあかねのネタバレレビュー・内容・結末

3.6

このレビューはネタバレを含みます

ずっと気になってたやつ!
もう蜷川ワールド全開でした(𖦹_𖦹)

もう太宰のクズぶりは凄いんやけど
それを知りながらも支えてる美知子の愛情に涙

なんやなんやゆって1番静子が幸せそう!
最初 太宰に恋してたときは
太宰が家に帰るとなれば1人で大号泣したりしてたのに
子供が生まれてから母として強くなってかっこよかった

静子が言った
“愛されない妻より、ずっと恋される愛人でいたい”
たしかにどっちのほうが幸せなんやろ

“人間は恋と革命のために生まれてきたんだ”
という斜陽の中での言葉は
静子の日記からとってたのは新たな発見👀

富栄役の二階堂ふみがほんまに怖いねんー💦
愛なんかこれは依存??

祭りの夜に太宰と富栄が抱き合ってるところを
娘と美知子が見ちゃうねん
“お父さんお仕事だから”って子供引き連れて立ち去って
帰ってきた太宰に
“書きたいもののために家庭など壊せばいい
自分の元に帰ってくることに意味はない”
と泣きながら太宰に告げるとことか

美知子が出かけてて帰ってくると
家が片付いてて
“おねえちゃんがお仕事でお片付けしてくれた”
って娘から聞かされるねん
富栄が来たと全部悟った美知子は
長男が床にこぼしたペンキで泣き笑いながら
3人でペタペタして顔とか服につけ合うシーンが印象的(тт)

その夜 太宰が帰ってくると
わざと大声出して美知子起こそうとするねんな
美知子は泣きながら寝たフリ続けるところもさ(тт)(тт)

人間失格を書き終えると
富栄と一緒に死ぬ約束をしてたから
入水自殺をするねんけど
川に入る前に
“自分は残り少ない人生だがずっと一緒にいるから生きよう”
って富栄に告げるねん
けど今ここで一緒に死にたいと富栄に
涙目で訴えられて、絶対離れないように
お互いの手を結び付けられて死ぬねんけど
結局太宰はしぬしぬ言いながら最後まで
生きたかったんかなー

人間失格の原稿と隣に美知子への手紙
“お前を誰よりも愛していました”
という手紙が置いてて
涙を流しながら読み終えるねんけど
もうさっぱりした笑顔でいつも通り洗濯物を干すEND~~

3人ともそれぞれ別の形で愛してて
色んな愛の形があるなーって思いました^^;

個人的に坂口安吾 藤原竜也と
三島由紀夫 高良健吾が出てきて激アツでした
あとひっさしぶりにエリカ様観れたჱ̒ ー̀֊ー́ )
割と好きな作品やった!!!

“恥の多い生涯を送ってきました”
あかね

あかね