うし

人間失格 太宰治と3人の女たちのうしのレビュー・感想・評価

3.2
2019年劇場鑑賞112本目。

若くして
偉大な芸術家となった
太宰治。

自らを地獄に堕としながら
周りも地獄に巻き込んでいく。

しかし彼の才能は
地獄程度に負けるような
甘いものではなく。
その地獄でさえも
芸術へと変えていく。

そしてその才能は
たとえ地獄に堕ちてもなお
人々を魅了し続ける。

やはり若くして
偉業を成し遂げる者は
常軌を逸した感性の
持ち主なのだなぁと。

しかし
今作にたいし期待していた
R指定作品の質よりは
劣っていた印象。

今作が期待値を
下回ってしまった理由は
Dinerが
傑作過ぎたこと。

あの
理不尽なまでの暴力

数多の華の豪華絢爛さ
には
遠く及ばず……

この物語に
蜷川監督の
豪華絢爛さが
合わなかったと感じてしまう。
うし

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