2019年劇場鑑賞112本目。
若くして
偉大な芸術家となった
太宰治。
自らを地獄に堕としながら
周りも地獄に巻き込んでいく。
しかし彼の才能は
地獄程度に負けるような
甘いものではなく。
その地獄でさえも
芸術へと変えていく。
そしてその才能は
たとえ地獄に堕ちてもなお
人々を魅了し続ける。
やはり若くして
偉業を成し遂げる者は
常軌を逸した感性の
持ち主なのだなぁと。
しかし
今作にたいし期待していた
R指定作品の質よりは
劣っていた印象。
今作が期待値を
下回ってしまった理由は
Dinerが
傑作過ぎたこと。
あの
理不尽なまでの暴力
と
数多の華の豪華絢爛さ
には
遠く及ばず……
この物語に
蜷川監督の
豪華絢爛さが
合わなかったと感じてしまう。