映像美。
日本人で濡れ場が美しいと思ったのは初めてじゃないかな。さすが女性監督というところなのか。
小栗旬の気迫がいい。
役作りで肉体的にもボロボロになった様が素晴らしい。
惹き付けられる。
宮沢りえさんはやっぱりいいな。
痛かった。苦しかった。
壊しなさいと言った瞬間がとても好きだった。
二階堂ふみは悪くない。最後に向かっていく様はよかった。堕ちていく、堕ちていく。虚ろな目、壊れていく。
沢尻エリカは何も残るものがなかった。
物語としては、面白かったし映像は美しく観ていて飽きなかった。
そして人間失格をちゃんと読みたくなった。
芸術とは、文学とは、創り出すこと、生み出すこと、命を削って産んでいくこと。
そこに美学を見てしまう私は一般とはズレているのだろう。
でもやはり芸術は美しい。