さーすぃ

ジョジョ・ラビットのさーすぃのレビュー・感想・評価

ジョジョ・ラビット(2019年製作の映画)
5.0
初めに、ジョジョの自己紹介から始まり、イマジナリーフレンドと会話し、ビートルズのドイツ語版(原曲)がかかる。曲がかかっている間にナチスドイツの実際のだと思われる映像やジョジョの訓練の様子が交互に映し出され、JOJO RABBITの目を引くカラータイトルで締める。そして、大尉がリンゴを齧り、物語が展開していく。完璧なオープニングでがっちり心を掴まれた。また、ユダヤ人視点の映画ばかり観てきたので、ナチス視点から観た映画は新鮮で沢山考えさせられることがあった。
家具や小物などの色遣い、ファッションが好みどストライクで、どのシーンも絵画のようだった。また、母の愛や戦争を反対する優しさ、大尉の冷酷ながらも優しい一面を持ち合わせているところ、ジョジョのナチスドイツへの忠誠を誓っていながらも母の優しさをしっかりと受け継いでいるところ、どのキャラクターも"人間"だった。
ジョジョが可愛かったり母と自転車漕いでいたりするのが微笑ましい反面、涙が止まらないような辛いシーンも沢山あって心にぐっと刺さった。
全ての人に観てほしい素晴らしい作品だった。

追記:ネットで考察観たら、ああそう言うことだったのか、また観返そうってなった!
さーすぃ

さーすぃ