ラストのシーンで主演の男の子と女の子が、首をカクカクしたり、手を交差させて炎のジェスチャーをしたり、リズムがあまり合っていないステップを踏んだり、というのは全部デビッド・ボウイーの特長的なパフォーマンス。
流れてくる曲は名曲「Heroes」のドイツ語バージョン「Helden」。
ボウイーの曲で唯一ドイツ語とフランス語のバージョンがオフィシャルで発表された曲。
英語よりも、角張ったドイツ語の響きが絶叫ボーカルと相まって聴かせる曲。
ということは、ボウイーのファンでないと全然分からないネタだが、最後の1分間でのワンシーンで観れて、感激。
もちろん知ってて観たわけではないので、驚いてしまった。
でもまあ、これは個人的な感激ポイントだっただけで、映画の内容としては、普通。
主演の子役はいい味出してるし、旬のスカーレット・ヨハンソンは出てるし、グロいシーンやエキセントリックなところも無い、人畜無害ムービー。
面白いので2時間はあっという間に過ぎるが、それ以上のものはない。
基本的に、楽しい映画。
20200209 日比谷TOHO