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ジョジョ・ラビットのmizukiのレビュー・感想・評価

ジョジョ・ラビット(2019年製作の映画)
4.5
戦争はやっていいわけない、でも、そのモラルが通用しない人にはそれだけじゃ何も響かないのかもね。8月6日に平和記念式典をテレビで直視できる人間にしか、情に訴える方法は使えない。だからこそ、この映画のように、戦争の素晴らしさから入る方法が必要だと思います。こういう映画はいくらでもあっていい。作るの難しいと思うけど。
顔と名前を知っている人、大事な人が死なないと、戦争がダメだってわかりませんか?命の大切さ、死ななくてもわかれよ。理性あるでしょう?経験せずに、見聞で理解するのが、私たちなんでしょう?
戦争もいじめも、防衛本能から来るものだと思います。理性で断ち切ろうとしないと、おそらくなくならないでしょうね。でも、できると思う。なんとなく。ちょっとずつはなくせると思う。命を落とさない戦争を、認めていきたいところ。

心の中のヒトラーを殺すシーン最高だった。自分の信仰を殺すのは、とても辛い。でも、今日と明日を生きるために、自殺する。たくさんのものを信じていれば、自分の中に自分を何人も作っておけば、いざとなった時に殺せる。綾波レイが何体もいるのと一緒ですね(急なエヴァ)♪


「俺は動物を集めるのが好きなんだ」みたいな序盤のセリフ聴いて、ガルバの面接思い出しました。お客さんと連絡先交換するのとか嫌なんですけど…と面接で伝えたら、店長が「嫌だったら交換しなくてもいいよ?でも、俺、みんなにはパンダになって欲しいから。上野動物園でも、みんなパンダしか見ないでしょ?カワウソとか見ないでしょ?(売れるためには連絡先とか交換して)」と言っており、やべーなこいつ、私はカワウソも好きなんだけどなと思いその店の面接終わってすぐ受けるか迷ってた他のお店に連絡し、その足で面接しに行きました(そこで半年働きました 客にも女の子にも優しい店でした お触りも連絡先交換も一切禁止でした そういえば、うさぎコンセプトのお店でうさぎの耳つけてました お客さんに、「うさぎなんだから跳べ」って言われてよく跳ばされました)。パンダだけじゃダメ。多様性がない。うさぎも必要。あの義眼の人、徹頭徹尾いい人だったな。
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