カニ

ジョジョ・ラビットのカニのレビュー・感想・評価

ジョジョ・ラビット(2019年製作の映画)
-
戦争映画ではなく愛についての映画だと思った(愛を描くために、その対極である戦争を下敷きとしているような)

自分で靴紐を結べないジョジョ、「生きる喜びを伝えなきゃ」と言って踊る母の脚元など、終始靴に自然と目がいくような構成に加えて、お母さんが石垣の上で踊る幸福な場面と、ジョジョがお母さんを見つける場面の挿入曲、視点、モチーフ(蝶)が共通していることで、辛い展開の見せ方がより突き刺さって悲しかった。

愛についての「お腹の中で蝶が飛び回る感じ」という表現も素敵で、こういう心に残る言葉や表現に出会えたことが嬉しい。
カニ

カニ