愛とダンスと靴紐結び。
後半30分ほぼ泣いてしまったくらい愛とダンスとcinématographeが愛おしかった。
観ているうちに登場人物や物がどんどん愛おしいものに変わっていった。この映画はちゃんと信用して最後まで観るべきだなと
はじめのダンスは母親と。
最後のダンスは愛する女性と。
ほんでヒトリングしすぎやねん。
母親ローゼとのダンスのシーン。
「父親に会いたい」と言うジョジョに
自分で父親になりきってジョジョに話しかけるシーン。この母親のアツイところというか、さすがこんな戦時中でも反ナチスとして活動するくらいの強さとか熱量みたいなのが
人間の愛が深いなというのが伝わってすごく泣いてしまった。
1人の人生やある時期についてのストーリーが、ある詩人や物語、音楽と結び付けられたり、口約束をしていたり、悲しくても幸せでもカラフルな移り変わりを観れる、こういう映画が大好きだと思った。やっぱり夢を与えるし、記憶の一部になるし、私たちを人間たらしめるものだと思う。久々キタ。自分も愛する人には靴紐結びを積極的にやろうと思う。ありがとう。