こさむ

ジョジョ・ラビットのこさむのネタバレレビュー・内容・結末

ジョジョ・ラビット(2019年製作の映画)
3.7

このレビューはネタバレを含みます

ヒトラーがドイツを支配していた時代。
ナチスに憧れるジョジョ・ベッツラー少年は、イマジナリーフレンド「アドルフ」に励まされながら、将来立派な兵士になるための訓練を受ける。
訓練中、ウサギを殺せと年上に強要されるジョジョ。年上はウサギを殺せなかったジョジョをあざ笑い、ウサギを捻り殺す。
年上に「お前はウサギと同じだ」と言われ、ジョジョラビットというあだ名をつけられる。
その後ジョジョはアドルフに励まされて元気を取り戻すが、高揚して手榴弾を爆発させてしまったことで微妙に障害を負い、少年兵の訓練を続けられなくなる。
ジョジョの母は心優しく、落ち込むジョジョを励ましてくれる。そして母は、屋根裏部屋にユダヤ人の少女をかくまっていた。
ある日偶然少女を見つけてしまったジョジョ。彼らは衝突しながらも奇妙な交流を始める。


不謹慎なコメディ…に見せかけたヒューマンドラマ。
人命がめちゃくちゃ軽いが、舞台がこの時代のドイツだからこそギリギリ違和感なく観られる。

ナチス狂の少年がユダヤ人の少女に出会い、偏見の殻を脱ぎ捨てて徐々に変わっていくボーイ・ミーツ・ガール。
太っちょのヨーキ、スカヨハ演じる母、最後にはジョジョを守ってくれた教官。脇を固めるキャラが良い。

今までに見たことない軽いノリでナチスドイツが描かれ、軽率に人が死んでいくのが怖い。
なので自分にはあまり合わなかったけど、それでも良作だなと思えた
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