やたら靴にこだわるあたりもしやタイカ・ワイティティはトリュフォーの系譜に連なる足フェチ男なのか、にしてもあの朱美の靴は可愛いな、ああいうデザインのが前から欲しかったんだ…という雑念(映画観ながら献立考えるタイプです)がすべて吹っ飛ばされてそこから先は涙の池で溺れそうだった。
ワイティティの最大の魅力はとにもかくにも「軽さ」だと思っている。もちろんよい意味で。
今作もとても軽い。あまりに軽々と描いてしまうもんだから、観てる方が重さを補完できてしまうんだよな。
若い頃は魔性というか小悪魔なイメージのあった朱美、まさかおかーちゃん役がこんなハマるとは。贔屓の役者が化けるのを見るのは嬉しいです。いつかオスカー獲ってね。