無知A

ダンスバトルの無知Aのレビュー・感想・評価

ダンスバトル(2018年製作の映画)
3.3
日本的な発想だと、状況の変化に対して、受け入れ、適応していく姿が各所で見受けられる。然し、本作を含む洋画では、受け身ではなく、主体的な姿勢が多く見られる。ただ、適応するのではなく、自分で判断し、意志を持って、物語を展開させていく。恋愛要素が絡むと、この部分が顕著に表れる。本作も例外ではなく、主人公アマリエは、意志を強く持っていた。然し、物語の転に当たる部分、結末を思慮し、単なる消去法と考える方もいると思う。確かにその通りだと思うが、これは中間地点であり、あくまでも最後には意志を強く持った女性へと変化すると私は考える。何故なら、家の事情を隠そうとする所、二つの集まり、男女関係といった様々な場面でどっち付かずが見られ、これらを段階を踏んで解決していく描写がしっかりと見る事が出来たからだ。

総じて、私は、本作を通して意志について考えさせられた。善悪は別として、不貞問題が昨今、メディアやSNSで取り上げられている。ここで、意志を持っているのかどうか、考えてみると、また一つ観点が増えるかもしれない。
無知A

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