冒頭から引き込まれました。
この映画では説明は省かれてますが、
その後の展開から読み解いたりして、
心の動きを読んで行く感じ。
見ている方も大変です。
この人、なんで号泣してるんだろ?とか、
その時は分からず見つつも、そのまま見ていれば徐々に分かってきます。
東都新聞の女性記者吉岡と内調勤務の杉原。2人の演技が素晴らしい。
国暗部を暴いていく時に皆で謎解きをしてる気分になります。
杉原の内調の上司の眼光が鋭くて怖い!
嘘も何も見透かされている様。
お腹の子供の事を振られたり、お祝い頂いたり、んー怖い人です。
総じて良く出来ていたと思います。
日本の映画もここまで来たかと。
似た類の映画として、ペンタゴンペーパーズにも負けて無い、いや勝ってるとすら感じました。
最後の方で奥さんに謝りながら号泣してたシーンもありましたが、クビになるけどごめんだったのでしょう。
でも眼光鋭い上司に外務省に戻って海外で数年過ごせばいいと持ちかけられます。
横断歩道歩道の向こう側には吉岡が、杉原はかなり迷いのある困惑の表情を浮かべて立ち尽くしていました。
最後の横断歩道の場面で、杉原がなんと言ったのか?
その後どうなったのかが気になります。
キャリアを捨てたのか?保身したのか?
どちらでしょうか?!
杉原の口のクローズアップでは
ごめん と言ってる様に見えました。
どちらにせよ 凄い作品でした。