真実を報道したい新聞記者 と 真実を政府の都合の良いようにコントロールする任務を負わされた官僚 の真実の報道をめぐる闘争。笑いが一切ない重厚な作品でした。劇中で登場する固有名詞は架空のものですが、"セカンドレイプ"や"◯◯学園"など実際に連日ニュースで報道されるものばかり。世相を反映し過ぎて、一瞬この映画がフィクションだということを忘れそうになります。その意味では問題作だと思いました。この国の政治に"大事なモノを人質に真実を捻じ曲げようとする圧力"は少なからず働いてるのでしょうか。真の"真実の報道"は存在するのでしょうか。そんなことを考えさせられる一本でした。
