つるぎたけし

轢き逃げ -最高の最悪な日-のつるぎたけしのネタバレレビュー・内容・結末

4.1

このレビューはネタバレを含みます

一見すると、誰もが加害者・被害者どちらにもなり得る題材に思えるが、そこから一捻り加えてミステリー仕立てにしているちょっと変わった構成の作品
轢き逃げを引き起こしてしまうまでの心理描写や状況表現は見事だと思う
一旦停止したつもり、左右確認したつもり、でも急発進急ブレーキ速度抑制されずと、まるで事故発生の教材を見ているかのようだった
中盤から登場する被害者家族で父親がどう見ても暴走と呼ぶには過激過ぎる犯罪行為をする展開にしたのは少しやり過ぎかと思ったりしたが、その他は大体納得出来るものだった
最後少し綺麗に終わらせ過ぎな感覚は有るものの、温かい気持ちで鑑賞する事が出来たのは嬉しかった
テーマ曲の『こころをこめて』はこの作品と最高にマッチしてると感じた
つるぎたけし

つるぎたけし