kazマックスグローバーレッド

我輩はカモであるのkazマックスグローバーレッドのレビュー・感想・評価

我輩はカモである(1933年製作の映画)
3.5
年末に『志村けんとドリフの大爆笑物語』を見たのでマルクス兄弟の映画を鑑賞。架空の国フリードニア共和国とシルヴェニア国が一触即発で戦争に発展する風刺コメディ。グルーチョ、チコ、ハーポ、ゼッポのマルクス兄弟は後世の様々なサブカルに影響を与えていて、ドリフならヒゲダンスや鏡に映った者同士が同じ動きをするあのコント。他にはハーポがコートの下から無限にアイテムを出すのはドラえもんの四次元ポケットのルーツなんて言われてる。志村けん師匠や藤子・F・不二雄先生の世代が好きな映画なんでしょうね。

そのハーポの顔がマーティン・ショートそっくりで、ショート自身も「映画史で演じたい役があれば誰を演じてみたいですか?」って質問に「ハーポ・マルクス」って答えてました。

まだチャップリンが『独裁者』でヒトラーをコケにする前に独裁国家を風刺していたマルクス兄弟だけど日本じゃチャップリン、キートン、ロイドの三大喜劇王ほどは知られてないのかな。

腹から犬が出てきたとこはまだこの時代の合成に慣れてなかったたらちょっとビックリした。