【強烈にぶっ飛んだ風刺コント】
主演のMarx兄弟は、Chaplinにも影響を与えたというコメディアングループ。Time magazineの表紙を飾った実力者。本作で初めて観ました。芸風として、この4人はいつも同じキャラ設定だったよう。
FreedoniaとSylvaniaという架空の国々が戦争へと突き進む過程を、ミュージカル、ダジャレ、コントで描いています。
最初は全く付いて行けず、むしろイライラ。
しかしあくまで「コント」として観ていると多少笑えてくる。議会や裁判はともかく、戦争をコントにしてしまうって、冷静に考えると凄いことだと思います。よくここまでふざけられたものだなと感心します。
今では見慣れた?お笑い芸も、彼らが原点に近いのではないかと考えると、お笑いは間違いなく進化しているのだなと気付かされます。
ミュージカルパートは、カラーなら一層迫力が出て豪華でしょうね。
お笑いに興味がある人向けの作品かな。