ロボットマン

ブライトバーン/恐怖の拡散者のロボットマンのレビュー・感想・評価

3.5
2022-5
子宝に恵まれない夫婦はある日農場に飛来した赤ん坊を我が子として育てることにする。
スーパーマンがもし心に悪を宿していたらというコンセプトだと思うけど、実はドラゴンボールの孫悟空の方が近い。
人間の親に育てられた事でギリギリ理性を保っていたブランドンも12歳を境に自らの種の本能が現れはじめる。
癇癪持ちの子供がスーパーパワーを持っていたらやばいけどこれはもっと別の、人間にとっての絶対悪、捕食者(食べはしないか)が目覚める話。愛情を持って接すれば分かり合える…とかそういう話ではないんだと思う。
一応クリプトナイトじゃないけど弱点らしいものはあったり、名前がブランドン・ブレイヤーとイニシャルがBBになってたりとヒーロー作品へのオマージュらしきものもチラホラ。
コンセプトが完成した時点で映画がほぼ完成してしまっていてそれ以上のものではないけど、よくある心を通わせてハッピーエンドにもっていかないだけ良い。
とは言え目新しい終わり方でもないけど。
エンドロールで出てくる男はスーパー!という映画の登場人物らしく、そのうち観ようかと調べたら鑑賞済みの映画だった。エレン・ペイジが出てたことしか覚えてない。