Shu

ギレルモ・デル・トロのピノッキオのShuのレビュー・感想・評価

4.0
「ギレルモ・デル・トロのピノッキオ」をNetflix配信で視た。
予告で視たときはピノッキオの造形にきたきたーって思ったが本編視てみるとピノッキオ以外のキャラクターはギレルモ・デル・トロにしては意外と普通だったのでちょっと肩透かしを食ったが、しかしストーリーは良かった。ジュゼッペの息子が戦争で犠牲になってしまい失意の末にピノッキオが生まれたりムッソリーニ、イルドゥーチェと呼び方が出てきたり戦争色が色濃いのも特徴的。原作に近いのかも。
去年公開されたマッテオ・ガローネ監督作「ほんとうのピノッキオ」は私のツボを突きまくった傑作だったが本作もなかなかの良作でありました。
声のキャストも豪華。ユアン・マクレガー、デヴィッド・ブラッドリー、ティルダ・スウィントン、ケイト・ブランシェット、ロン・パールマンと揃い踏み。


↓以下ネタバレ↓


驚いたのは最後、ピノッキオは人間にはならない。このパターンがあったとは。限りある命になったことが人間になったということか。感慨深い。
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