Rio

行き止まりの世界に生まれてのRioのレビュー・感想・評価

4.0
少年が大人へと成長しようとする狭間のドキュメンタリー
少年3人のうちの1人、アジア系のビンが監督を務める
貧困、暴力、差別、、、
それぞれ複雑な家庭で育ち悩みを抱えている
そんな彼らの唯一安心できる居場所がスケボーコミュニティだった
仲間とスケボーしてたら嫌なことから開放される

「mid90s」リアル版

就職、彼女の妊娠
いつまでも遊んではいられないのはわかってる
どうしようもない将来への不安と葛藤
逃げたくなる行き止まりの世界

思い出したくない過去を語るシーン
想像を絶するような辛い思い出の数々
見ていてしんどくなった、、、
殴るより抱きしめてあげてほしい
愛を知らずに育っても愛し方がわからない

このドキュメンタリーは「無料セラピー」
監督自身も苦しみながらも自分と向き合い
トラウマを乗り越えて前に進むしかない

痛いくらいのリアル
彼らの表情、言葉から伝わった、、、

涙がとまらん、、、
Rio

Rio