しらこ

スウィング・キッズのしらこのレビュー・感想・評価

スウィング・キッズ(2018年製作の映画)
3.7
韓国映画を観るたびに同じこと言ってる気がするけど、韓国映画は切り口がいいし、予想を反してくるし、風刺的な事をちゃんと表し抜く。

タップダンスは明るく、フリーを求める捕虜の前向きな面から成されてるように思えるけど、その裏側に戦争っていう闇とか現実があって、その対比が新しくもあり、確実に事実でもある。

タップダンスっていう少し戦争とはかけ離れてそうなものを引き合いに出してはいるけど、最初から最後まで、戦争の恐ろしさとか現実は理想とは違うという事を抜かりなく表現してるから、そこがつらい所ではあるけど、リアルで映画だからっていう甘えが無くて痺れた。
本当に本当に「戦争さえなければ」なのです。

最後のショーはカッコよくて、タップダンスの魅力がビンビン伝わる。音っていいなって思う。

良い映画だった!けど、少し退屈な部分もあった。
でもやっぱり韓国映画は好きだあ。
しらこ

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