このレビューはネタバレを含みます
めちゃめちゃ良かった………
ちょっと聞いたことないキャスト達の、でもそれぞれキャラ立ちした素晴らしい演技、存在感、ダンス
絶対にテンポ感を損なわせないリズミカルなカットの繋ぎ、心地よいカメラワーク
ダンスっていいな…肉体を他の誰でもない自分自身のものにすることだと思う
クライマックスのギスのソロダンス…葛藤する彼の心の激しさを物理で感じるようなダンスだった
あとモダンラブ…
ドラムの音の時点で号泣必至だった
そうだデヴィッドボウイはいつだって若者の味方なんだ、と思って
それで言うとパンネの両足飛び蹴りはポンジュノ映画のオマージュだったのかな
各登場人物それぞれが魅力的なキャラ映画って近年はもう定形化してるけど、今作はそういうのとはまたちょっと違うかもしれない
戦争によって生き方を変えられてしまったあらゆる人達を皆画面に入れる意志があるというか
最後きっちり「幸せだった頃」のシーンで終わってくれたのも良かった
あれ以上の描写は本当に必要なくて、あそこで終わることに意味があると思う
ジョジョラビットの熱が冷めないまま観たので尚更泣けた
踊ることは何にも縛られないこと
