予告編であまり興味わかなかったんだけど、監督が「サニー永遠の仲間たち」のカン・ヒョンチョルと知って観てみた。
朝鮮戦争中の巨済捕虜収容所でイメージアップのために作られたタップダンスチームの話で、真面目なシーンがほとんどない前半がちょっと乗れなかった。
後半でメンバーのタップダンスが急激にレベルアップするのが不自然に感じたけど、ダンス自体は見事で、ものすごい特訓したんだろうね。
チームが黒人のジョンソンを筆頭に北朝鮮人、韓国人、中国人で構成されてるところに、人種差別やイデオロギー対立の無意味さを象徴させてた感じ。
アジテーターとなる捕虜が入って来てからだんだん不穏な展開になって、悪趣味とも取れる驚愕のラストはほんとびっくりした。
観終わってちょっと調べたら、この展開は巨済捕虜収容所で実際に起きた事実も取り入れられてるのかなと思った。