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スウィング・キッズのeyeのレビュー・感想・評価

スウィング・キッズ(2018年製作の映画)
4.8
早稲田松竹で観ました。
ギョンスのことが少しでも好きor 気になっているなら絶対に見るべきです。なぜならこの「スウィング・キッズ」はギョンスのギョンスによるギョンスのための映画だからです。こんなにカリスマ性を感じるキャラクターを映画で初めて見ました。気付いたら彼に目が釘付け。ほんとにかっこいい。

個人的にはギョンスはチェ・ウシクと並ぶくらい若手韓国映画界の星だと思います。これからもどんどん映画に出て新たな一面を見せて欲しい。除隊するまで気長に待ちます。EXOでカムバもして欲しいし映画も出て欲しい。私は欲張りです。

そして私も吹奏楽をやってきたのでわかるのですが、音楽を、ビートを感じて仲間と演奏するのは本当に楽しい。体の内から流れるリズムは止められなくて、気づいたら夢中になっているあの感覚。音楽を奏でる喜びを知っている人ならきっとわかる感覚を久しぶりに思い出しました。音に乗る喜びは長年染み付いたイデオロギーすら超えてしまう。あの喜びを再現してくれたことにもこの映画には感謝しかない。気分が高まりすぎて観賞後は高田馬場〜渋谷間を徒歩で歩き切ってしまった(10キロ)。普段はそんなことできないのに。

最高の映画でした。コロナで上映当時は観に行けなかったけど、早稲田松竹でギリギリ映画館で「スウィング・キッズ」を観れて本当に良かった。国やイデオロギーをも超えてしまう、音に乗る悦びと、自由への渇望、生きるパワーを貰える最高のエンタメでした。本当にありがとう。


あとネタバレになるのではっきり書けないのですが、後半に出てくるある人物のビジュアルがほぼ嶋田久作で、登場するたびにライチ光クラブを思い出しました。監督、ライチ光クラブのライチを意識してますよね?
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