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PMC ザ・バンカーのrejocquのネタバレレビュー・内容・結末

PMC ザ・バンカー(2018年製作の映画)
3.8

このレビューはネタバレを含みます

テロ、ライブより圧倒的予算の爆増をかんじる本作。
監督のシュミを感じるそのテーマはブレないが、今回はリアルめのクソ陰謀が絡んだほとんど戦争と言える事態がメインシチュエーションだったため、平和を願ってハッピーエンドとなった。まったく単なるフィクションだとして安心できないね。
ハ・ジョンウひょんの右顔に血で十字架が作られ、その右側の笑顔で終わったのでおそらくわざとだったんだろうと思われる。
監督もキリシタンなんだろうか。

地下作戦室でのワンシチュエーションに隊員たちのボディカメラと転がるカメラで視界が広がる様子が面白かった。
相変わらずの迫る速報ニュースとの戦い。情報の展開が目まぐるしく、「キング」が砂時計代わりになっているのがとてもよい。
主人公の精神安定剤だった「ジェラルド」がやられ、絶望し、援軍が来たがさらに飛行中に爆撃、再度パラシュートトラウマ、本当に最後ギリギリまで息もつかせぬ展開があっぱれだわ。

しかしメタ的なおどろきとして
英語の長台詞めっちゃ頑張ってたな…えらいなハ・ジョンウひょん

低予算ワンシチュエーションものとしてはテロ、ライブのほうが好みだったので少し下げたが、本作はエンタメ性もあがり、予算を見事に使い切ってそうなところが商業的にはすごく良かったと思う。
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