このレビューはネタバレを含みます
一番はじめのカットがもしかしたらこの映画で一番ワクワクしていたかもしれない。
雨の街の俯瞰描写から、カメラが手前に引かれ外から室内に映り、少し曇った窓の描写からさらにカメラが引かれ人物が映し出される。
雨がアスファルトを打ちつけるリアルな描写や花火シーンも綺麗だった…
けれど、作品全体を通して、残念ながら心が1mmも揺さぶられなかった。はす斜めに構えて見てたわけではないし、むしろ素直に見たつもりだった…
前述の綺麗な描写も歌も、驚くほどに、物語にのめり込む要素にならなかった。
少年少女の世界を変える系のストーリーに何も感じなかったのは、ただただ自分が年を取っただけなのか?はたまた好みの問題か?