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天気の子のmihoのネタバレレビュー・内容・結末

天気の子(2019年製作の映画)
3.9

このレビューはネタバレを含みます

新海誠作品は圧倒的に大きなスクリーンで見たくて、ミッドナイトで見ると最高との情報を得たので映画の舞台の街で真夜中に見ました。
なんといっても天気の描写が綺麗でした。

穂高と陽菜ちゃんは所謂「今時の若者」でかなり衝動的で危う過ぎて一歩引いた目で見てしまっていました。ストーリー的にはベタで、乱暴に言えば主役の2人が一番最後に再会しようがしまいがどっちでも良かった。しっかり感動したんですけど。

それよりも私は須賀さんに共感しっぱなしでした。聞き込み中に自分でも気づかず涙を流す姿、大人になったことを言い訳に大切なものの順番を入れ替えられない不甲斐なさ、そんな自分より真っ直ぐな穂高に最後は心を動かされる様子に泣かされました。かっこいい大人でした。

凪くんはおいしい役で最高でした。
全体的に「君の名は。」より好みでした。

見終わった後に映画館を出ると、ちょうど夜明けで少し雨が降ったり急に晴れたりと映画に入り込んだようでした。日常に余韻の残る素敵な映画でした。
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