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天気の子の516のレビュー・感想・評価

天気の子(2019年製作の映画)
3.5
前作「君の名は」と同じ世界線の話ってのもあるけど、今作で確信した。、、、新海誠と根本的に合わない!


いや~心底気持ち悪かった。笑


「君の名は」で嫌いだった部分をより増幅したような映画。
この人の作家性なのか、世界にはいつも自分と相手の2人しかいない!
新海誠は「2人だけの世界」を描く作家で、その中でもエモーションを最優先に持ってくる。
前作同様に自分たち以外の周りの世界を消失させて、RADWIMPSの音楽使って「はい、ここから感動さすますよ~」ってあのうすら寒い演出はどうにかならんのかね。結婚式のプロフィールビデオかよ。

独善的で、童貞臭い世界観がもうね、、、16歳の高校生の話って割り切ったらアリなんだろうけど。
前作同様に、運命の赤い糸だったり、ヒロインに神秘性を持たせたり、、、気持ち悪い。

サリンジャーのライ麦畑でつかまえまえての使い方も酷かった、攻殻機動隊みたいに物語の中核に置くでもなく、痛い思春期の中2病アイテムみたいな感じで使いやがった、アメリカ文学に喧嘩売ってんのか?


天気って題材は斬新で良かったけど、題材のスケールと比べると、一高校生の目線と行動原理はあまりにもミニマムで、そのせいで本筋の話もデコボコな印象



今年見た中でぶっちぎりのワースト1
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