このレビューはネタバレを含みます
総評すると、主人公の主張がストレートで個人的には好みの映画でした。
良かった点
・映像や音楽が綺麗、雨や街の描写がとても美しい
・拳銃(これの有無については賛否がありますが、ほだかの覚悟を示す上で自分は必要と感じました、廃墟のシーンは特に)
・須賀とほだかの両視点で楽しめる(須賀の大人な視点、まさに世間の代弁。と、ほだかの真っ直ぐに突き進む純粋な気持ち。)
・ひなが可愛い
悪かった点
・エロゲ的なシーン(おっぱいのシーンいる?)
・登場人物の背景の説明不足感(ほだかの家出の理由は特に)
・ギャグ要素のセンスがない(例:最後の方のシリアスなシーンのあと、ほだかの後輩が、警察に追われてるって本当ですか?的な質問をするやつ。絶対あのシーンいらない。シラけてます。)
・ナレーションの多さ(例:天気って不思議だ....みたいなの)
1回目はあまり理解できなかった部分があったので、2回、3回と観ましたが、自分はどハマりしました。
個人の価値観によって評価が変わる。そんな映画ですね。
追記
須賀の奥さんは事故で亡くなったらしいけど、須賀の意味深な言動やシーン、指輪を強調させるような描写がやたら多いから、須賀の奥さんって本当は天気の巫女だったんじゃないの?と、勘ぐってしまいましたね。新海監督が否定すればそれで終わりですが。
須賀の奥さんが天気の巫女だったという設定があるなら、星5つけたい。