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天気の子のotomoのネタバレレビュー・内容・結末

天気の子(2019年製作の映画)
4.0

このレビューはネタバレを含みます

190811@TOHOシネマズで鑑賞

良かった!
どうしても君の名はと比較する面が出てしまうけど、君の名はほどエンタメエンタメしてない感じ。
あまりにも真っ直ぐで周りが見えなくなってた主人公の帆高は、個人的には秒速の主人公と被って見えたなぁ。
そういう点も君の名はとは異なってた。

個人的には、どの辺で賛否両論があるんだ…?と思った。
見終えてから色々ネタバレレビュー見たら、あ、そうか〜という感じだった。
陽奈を助けて奇跡が起きて天気は変わらずハッピーエンドにしてたら、この作品の暗さは晴れて感動エンタメになってたと思う(わたしはそっちになっても多分好きだと思うけど)。
あと実際自然災害に遭われた方は、観点が変わることもあるかもしれないなと。

個人的にはいまの世界が元々異常なだけなんだってセリフがすごく響いた。公開前の監督インタビューで、天気を題材にしたのは毎年のように異常気象が起きるようになって〜という趣旨の発言を見たのが気になってたから。
気象に対する考え方すら変える機会になったので、本当に見て良かった。
長梅雨や酷暑や水害、観測史上最高とかの言葉をうわべだけ受け止めず、天気を恨まないで自分も社会も天気と共存して生きていけるようになれたらなぁ。
それにしても公開を演出したかのような今年の長梅雨、本当に神がかってた…

自然と人間の関わりという大テーマの中で、ボーイミーツガールしてた作品だと思った。
(あちこちで言及されてるセカイ系という言葉は自分はよく知らないので使わない)

新宿の描き方に止まらず多数のスポンサー、バニラのトラック、知恵袋、いらすとや、恋ダンスなどなど現実とリンクしている様子も面白かったな。

三葉と瀧くんはすぐわかったけど、てっしーや四葉は気づかなかった…
あと凪のことを頑なにセンパイ呼びしてるのが面白かったw
また観に行くと思う!
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