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天気の子のメッシのレビュー・感想・評価

天気の子(2019年製作の映画)
4.2
家出少年と両親不在の中学生の女の子の、新宿を中心とした都会で翻弄される話。
天気の子だ、人柱だ、身体が消えるだ、なんだとSF的な要素と大袈裟な音楽と台詞はあれど、底にあるのは少年犯罪に向かわざるを得なかった追い込まれた少年少女を新海監督は描きたかったんではないだろうか?そういう面で凄く買えるし、面白い。現実は家出した少年は拳銃を拾い、少女は風俗嬢になり、弟は小学校にも通わず、少女を救うためヤクザに拳銃を放ち、逃走の末逮捕されてしまう哀しい話に、救いのSFテイストを散りばめたのではないだろうか。
東京の描き方が丁寧でテンション上がるし、少年が突然、世界はどうのこうのとか目を血走らせて発狂するし、色々面白い。
一つ残念なのは音楽がダサい。
それ以外は素晴らしい!
あ〜、あとラブホテルは一泊28,000円もするわけない!
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