ぬぬ

天気の子のぬぬのネタバレレビュー・内容・結末

天気の子(2019年製作の映画)
4.4

このレビューはネタバレを含みます

もし日本昔話みたいなことが実際に自分の身に起こったらわたしはどうするだろう?
また身近な誰かがそんなことが起こったんだ!って言ってきたら、わたしは素直に信じるだろうか?

ここに「子ども」と「大人」の差がある。

これはアニメーション映画で、主人公がはっきりしていて、観客(もちろんわたしも)も主人公の味方たから、邪魔してくる大人たちが凄く悪者に見えた。

だけど、放映後現実の世界に引き戻されながらも冷静に考えたら、わたしは間違いなくあの悪者(大人)が正しいと思ってしまった…。

でもそれは決して悪いことではないと思います☺️

大切なことは世の中には不思議なことがたくさんありあって、ムーだとかUFOだとか都市伝説とかいっぱい。

それを寛容に受け入れるハート💓があること。
受け入れて、その先の大切な人(もの)を守ると言うこと。

それさえあれば子どもだろうが大人だろうが「大丈夫」。

胸に響いたセリフは「お願いだからもう僕達から足すことも引くこともしないでほしい」
凄くわかる気がしました。
子どもの時よくそんなことを考えていた気がします。
でも結局足して引いてなくなっちゃうんだけど…。

雨の日が当たり前の世界で必死に生きた子どもたち、いや青年と少女の純粋なラブストーリー。

鑑賞中ふと思ったことは、自分は自然に反していること。

マッチングアプリに婚活パーティー…

一体わたしは何をやっているの…?

劇中の二人やあのおっさんの様に、身を滅ぼす程誰かを愛したい!!

でもその誰かに出会えなくて燻っている自分。

もういっそ、全部辞めてしまおうかな。

そしたら光明が見えるかもしれない✨

余談ですが(!ここからネタバレ!)、ハッピーエンド?
二人とその周りにとってはハッピーエンド(見終わったあとのわたしもこっち)だけど、毎日ずーっと雨の日が続いて街ごと海に沈むのはその他の人間にとっては辛いかなと😅
アンハッピー?(こっち側の自分も居る) 

でも劇中で東京は江戸時代はそもそもほとんど海で人間が天気を操作して陸地を増やしたって言ってたから、本来の姿に戻ったってことはプラスマイナスゼロなのかな🙄

とっても色々考えさせられましたが、その前にめちゃ泣きました😭←これを忘れてはならない
冷静に考えてしまうまでの物語の魔法にかかった幸せな感覚を楽しんでほしい作品です✨

大人って本当に色々考えてしまう😣
こどもに戻りたい。
ぬぬ

ぬぬ