このレビューはネタバレを含みます
絵は文句無しに美しい。寂れた廃墟ビルと錆びた手摺に雨が滴る絵を見る為だけにもう一度映画館に行きたいくらい。
けど、君の名は。みたいに徐々に事の真相が明らかになる過程が無く、いきなり濃厚ファンタジーをぶち込まれる。慣れてないとビックリする。
話の内容は...
ほだかと陽菜の生い立ちが殆ど語られないので、何故そんなに家出したがるのか理解できずいまいち共感しづらい。大人である警察や児相は当たり前の事をしているだけなのに「大人はなにも分かってない悪役」のように描かれるので違和感があった。
終盤に進むに連れてほだかの行動にもおかしな点が目立つようになって、須賀と対話している時に銃撃ったのはドン引きしてしまった。陽菜と出会ってから頭おかしくなってない?
ほだかのナレーションによる状況説明が多いとも感じた。「それから3年降り続け、東京の街は水没した」とか物凄い事をサラッと言ってて笑った
くたびれたおっさん(cv:小栗旬)もすごく良かったし、本田翼もそーつぉーどーり以外は悪くなかった。