このレビューはネタバレを含みます
予告で「あー、大体オチも全部予想つくわ」とか思った自分が恥ずかしい。
やっぱりピクサーは凄い。確実に人生で観て良かった映画でした。
いつも手に入れられなかったものにばかり執心してしまうけど、いつの間にか自分が持っていたものに目を向ける映画だと思いました。
人間皆持っている可能性をかつての魔法に置き換えているのがとても素敵。あぁ、私もきっと魔法が使えるんだ、と心の底から思わせてくれました。泣いた。
最後のオチも、死者に会って全て解決！ではなく、生きている人間から亡くなった人の想いと愛を引き継ぐという展開が本当に素晴らしかったです。
（異世界に生まれ変わったり、全くの別人になる物語に触れる機会が多かった分、自分自身を信じるこの映画を、個人的に勝手にカウンターとして受け取ってしまいました…笑）
他人や今ではない何処かへ想いを馳せるのではなく、自分自身が本当は何を持っているんだろうとホクホクしながら席を立った映画でした。
