めちゃくちゃおもろい!
忠臣蔵言うたら俺の年代やと年末の風物詩とされた時代劇やけど、お金のことって確かに全然知らへん話でした。
赤穂藩藩主の浅野内匠頭は場所柄もわきまえず賄賂好きの老人に斬りかかり、第五代将軍徳川綱吉の逆鱗に触れその日のうちに切腹、赤穂浅野家はお取り潰しとなりました
「今のお上は腐りきっておる。」
忠臣蔵の表面の話はもう言うまでもなく、47人の赤穂義士がかっこいいて話。
「小さなことからコツコツと。」
討ち入りまでの金銭面での裏事情がいろいろとわかりやすくなってて面白い。
特に金のことなどまったく考えなしで使いまくる江戸詰の討ち入り組と、御家再興のため遣り繰りに悪戦苦闘する役方との間での大石内蔵助のでくの坊ぶりに今までの忠臣蔵のイメージは総崩れですがな。
「あっちもこっちも算盤かい。」
江戸まで堀部たちの説得に向かうシーンなんかめちゃくちゃおもろいわ。
「そないぞろぞろと、遊びに行くんとちゃうで。」
御家再興工作費に旅費やら江戸滞在費、亡き内匠頭の供養と仏事費など、はたまた夢の遊郭一軒貸し切り費とか。
「弔いじゃ!」
出演者たちも皆好きな役者さん揃いでおもしろかった。
「ああ…目障りやわ。」
討ち入りにかかる費用とか話し合ってるシーンも最高におもろかったし、討ち入り後の話も、ラストの蕎麦の伏線回収までもおもろすぎ。
「天ぷらのっけたからとちゃいます?」