なおまる

HELLO WORLDのなおまるのネタバレレビュー・内容・結末

HELLO WORLD(2019年製作の映画)
3.6

このレビューはネタバレを含みます

意外と人気ないみたいだが、
私はそこそこ楽しめた。

「途中つまらん」というわけでもなく
最後の「え!?」な展開にもビックリ。
終盤にわかるタイトルの意味も納得。

惜しむらくは、なんかキレイにまとまりすぎてる感か。伏線も回収してるし随所にこだわりがあって完成度はあるんだけど、なんか心が揺さぶられない。
フーン…て感じ_φ(・_・

あと最近のアニメって彼氏彼女が死んでどーこーみたいな展開が流行ってるの?「きみと波に乗れたら」「きみの膵臓を食べたい」とかさ。そこに心理的なリアリティがないから、なんか表面的なんだよな。

ゆうても一行さんはただの初恋の人であり、目の前で死んだという衝撃はあったにせよ、身体的な危険を顧みず実験したり、そこまで執心するほどの存在には思えない。肉親ならわかるけど。ちなみにナオミの家族についてはほとんど描かれない。

確かに「初めて自分で選んだ人だ」という台詞や、自分とは真逆で憧れに近かったこと、美人であったことなどは表現されているが、どれも「初恋」に収まるレベルで、命を賭けて是が非でも…!というレベルになるにはまったく理由が足りない。

ナオミ(先生も)が一行さんにあれほど執着したのは、なぜ?あのくらいの年の子って家族や友達の方がウエイト重くない??数ヶ月しか時を共にしてないのに。

よくも悪くも「アニメ」。
アタイはもっと共感してえんだよ(・A・)

エンターテインメントとしては映像美やストーリーを楽しめるので暇なら見ようかって感じでしょうか。
なおまる

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