いとけん

ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネスのいとけんのレビュー・感想・評価

3.3
ノーウェイホーム以降、マルチバースがMCUの軸となり、今回はそのマルチバースを移動できてしまうキャラクターが鍵となっていた。
様々な宇宙があるだけ様々な可能性があり、その中から自分が手に入れることが出来なかった可能性を求めてワンダは悪の手に染まっていっていた。
映像はとても幻想的で楽しかったが、ストーリーは少々物足りなさを感じた。
というのも、ドクターストレンジを冠したタイトルなのにも関わらずフォーカスされているのは、どちらかというとスカーレットウィッチだったから。
ワンダが何故、スカーレットウィッチになってしまったのか、今回何故ドクターストレンジと敵対してしまったのかはワンダビジョンで説明がほとんどされているのにも関わらず、映画でもその部分に時間を割きすぎていて、くどく感じた。
個人的はもっとドクターストレンジと新キャラクターのアメリカチャベスが活躍するシーンが観たかった。
しかしこれまで出ていたキャラクターが別の宇宙で別の役割として登場していたり、これまで交わることのなかった作品からの参戦など今後の展開は楽しみでもある。